アプリ

一緒に使う物

officework

  1. officework とは
  2. aiai との関係
  3. できること
  4. 注意してほしいこと
  5. 使い始め方
  6. aiai の中の officework
  7. 出典(2026-10-14 に確かめた)

Office の書類を、Microsoft Office なしで読み書きする、文書と表計算の OSS です。書類は adoc で持ちます。

この文書の事実は、2026-10-14 に公開されている版で確かめました。確かめた版は、Python のパッケージが 0.9.0(PyPI)、アプリ(aiseed office)が 0.1.0-alpha.7(GitHub Releases)です。

officework とは

officework は、Word と Excel の書類(docx と xlsx)を読んで、直して、保存し、PDF に書き出すソフトウェアです。ライセンスは AGPL-3.0-or-later で、ソースコードはすべて公開されています。[1]

使い方は 2 つあります。

  • Python のパッケージとして使います。Python から docx と xlsx を読み書きします。Linux、macOS、Windows の版があります。[1]
  • アプリ(aiseed office)として使います。文書と表計算を画面で直します。Linux、macOS、Windows の版を、試験公開として配っています。[2]

次のような人と場面で使えます。

  • 役所や取引先から届いた docx や xlsx の様式に、自分の AI と一緒に値を入れて返したい人
  • Microsoft Office を持っていない機械で、Office の書類を開いて直したい人
  • 書類の中身を、文字のファイルとして保存し、変更の履歴を残したい人

aiai との関係

aiai は「囲い込まない」を方針にしています。書類は adoc で持ちます。Office の書類は、受け渡しのときだけ読み書きします。officework は、その受け渡しを Microsoft Office なしで行うために使います。

officework は、aiai とは別のプロジェクトです。aiai は、公開されている officework を使う側です。

できること

書類を文字のファイルで持つ

文書は adoc(AsciiDoc)で持てます。表は、同じ文字のままの形の .sheet.adoc で持てます。[3] 文字のファイルなので、Microsoft Office がなくても読めて、git で変更の差分も取れます。[6]

docx と xlsx は、受け渡しの形式として読み書きします。[1] [6]

様式にデータの値を入れる

履歴書や申請書の様式は、値を入れる所に {氏名} のような印を置いた表または文書です。値は、名前と値を並べた .sheet.adoc に書きます。様式とデータは別のファイルなので、1 つのデータで何枚もの様式を埋められます。[3]

Word と Excel で作った様式には、印を置かなくても値を入れられます。Excel では、データにセルの番地か定義した名前を書きます。Word では、差し込み印刷のフィールドか {氏名} のような印が、値を入れる所を示します。入るのは値だけで、ファイルのほかの部分は元のまま写されます。[4]

PDF に書き出す

保存するときに拡張子を .pdf にすると、直した文書や表が PDF になります。ページの描き方は、Word と Excel の印刷結果に合わせるように作っています。[1] [4]

表のセルから Python の関数を呼ぶ

自分で書いた Python の関数を、セルの数式から呼べます。たとえば ~/.config/officework/funcs/ に関数 倍 を書くと、セルに =倍(A1) と入れて使えます。[5] コードはブックにも文書にも保存されません。書類を開いただけで、コードが動くことはありません。[5]

Python は、お使いの機械のものを使います。Python が要るのは、グラフ、数式、ピボットテーブル、マクロの機能です。文書と表の編集、docx と xlsx の読み書き、印刷は、Python がなくても動きます。[5]

注意してほしいこと

開発中で、試験公開の段階です。Word と Excel と同じ表示と印刷を目標にしていますが、まだ同じになっていない所があります。たとえば、リリースノートには、集めた表計算 55 枚のうち 24 枚で、印刷の枚数が Excel と違うと書かれています。[4] 分かっている問題の一覧も、リリースノートにあります。

使い始め方

Python のパッケージは、次のコマンドで入ります。Python は 3.10 以上が必要です。[1]

pip install officework

アプリは、GitHub の Releases から入手します。[2]

手引きは、リポジトリの docs/ja/ にあります。様式を埋める手順は「様式の手引き」、数式から Python を呼ぶ手順は「calc の手引き」に書かれています。

aiai の中の officework

aiai の office/ に、officework のリボンの設定ファイル(ribbon.toml)と、Python のボタン 3 つを置いています。[7] 置くと、リボンが「aiseed office 簡易版」になり、次のボタンが使えます。

  • 様式で埋める: 開いているデータ(.sheet.adoc)で様式を埋め、PDF をデータの隣に書きます
  • 足りない名前と別紙: データに無い名前を、ステータスバーに出します
  • 報告の下書き: データの値を含まない、報告の下書きを書きます

aiai の rirekisho/ には、架空の人の履歴書のデータ(履歴書.sheet.adoc)と、厚生労働省と JIS の 2 種類の履歴書の様式があります。[7] 専用のアプリは作りません。機能が足りないときや不具合を見つけたときは、officework の Issues に報告します。[7]

この簡易版は、macOS で確かめています。Linux と Windows では、まだ確かめていません。[7]

出典(2026-10-14 に確かめた)

  1. PyPI のプロジェクトページと JSON(最新 0.9.0、2026-09-30 公開、AGPL-3.0-or-later、Python 3.10 以上、Linux・macOS・Windows の wheel): https://pypi.org/project/officework/ と https://pypi.org/pypi/officework/json
  2. GitHub Releases(最新 app-v0.1.0-alpha.7、2026-09-30): https://github.com/aiseed-dev/officework/releases
  3. 様式の手引き(タグ v0.9.0): https://github.com/aiseed-dev/officework/blob/v0.9.0/docs/ja/forms-manual.adoc
  4. リリースノート 0.9.0(タグ v0.9.0): https://github.com/aiseed-dev/officework/blob/v0.9.0/RELEASE.ja.adoc
  5. calc の手引きと Python の手引き(タグ v0.9.0): https://github.com/aiseed-dev/officework/blob/v0.9.0/docs/ja/calc-manual.adoc と https://github.com/aiseed-dev/officework/blob/v0.9.0/docs/ja/python-manual.adoc
  6. README(日本語、タグ v0.9.0): https://github.com/aiseed-dev/officework/blob/v0.9.0/README.ja.adoc
  7. aiai の office/README.md と rirekisho/: https://github.com/aiseed-dev/aiai/tree/main/office と https://github.com/aiseed-dev/aiai/tree/main/rirekisho